ハイティーン・ブギ(6)
翔と桃子の同棲生活は貧しいが幸せそのものだった。
桃子の妊娠を知り、取り乱した翔だったが、桃子への愛からその子の父親になることを決意する。
そして、翔はアルバイトをしながらロックにうち込んでいく…。
だが、翔は過労で倒れ、そして桃子までもが…!?アルバイトをしながらロックに打ち込む翔の音楽の実力も認められ始め、二人はささやかながらも幸せな毎日を送っていた。
そんなとき翔の父親が現れ、桃子に翔の留学のため、二年間だけ別れてくれという。
桃子はそれが永遠の別れになることを予感しながらも、翔の将来のためを思い、別離を決意する。
翔と桃子を別れさせようと共謀する翔の父とかおり。
しかし二人の愛はそんな危機も乗り越え、さらに強く深く結びついた。
そんな折、有名作曲家が翔の作った曲を高額で買いたいと言ってライブ会場に現われる。
桃子を思って作った曲を他人に渡したくないと翔は申し出を断るが、その一方、かおりのさらなる陰謀が二人を襲い…。
翔の元フィアンセ・かおりは、翔を「奪った」桃子に対する憎悪をつのらせる。
自殺に見せかけて殺そうと、青酸カリを手に桃子のアパートへ向かうかおり。
何も知らない桃子は無邪気にかおりを歓迎するが…。
一方、翔は自分のバンド・ライダーズのメンバーを決め、初コンサートに突き進んでいく――!初コンサートへの準備を着々と進める翔は、ライダーズのメンバーを決めますます気合が入る日々。
桃子の出産の日も近づき、二人は穏やかで幸せな時を過ごしていた。
一方、重はやくざと付き合い、深入りしてゆく。
なにやら不気味な行動をとる重の見つめているものとは、いったい何なのか…!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60014185